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博士論文研究キックオフ!!

久しぶりの登場です!聴覚障害者向け支援技術と、メディアにおける聴覚障害(者)表象の系譜をスタンフォード大学で研究しているフランクです。今回のブログでは、春学期から今までの活動を駆け足で報告します。一つ目は、私が仲間たちと共に発足させた「スタンフォード大学障害学会委員会」の取り組みについて。無事に、第一回の障害学・メディア学会を開催することができました。開催テーマは、障害学とメディア学を架橋するというものに設定しました。スタンフォード大学で開催される初めての障害学学会だったので、とても不安でした。そんな心配を吹き飛ばしてくれたのは、遠くから参加してくれた発表者たちの「いい経験だった」という感想です。こうした反応はもちろん嬉しかったのですが、私個人としては、コミューンのメンバーであるTomiが日本から参加してくれたこと!Tomiが長い歴史を持つ『NNNドキュメント』における障害者表象の変遷について日本語で発表し、私が通訳を引き受けました。これも言語の壁を乗り越えて、どうやったら共生社会を学術の世界から発信できるのかを、私たちなりに考えた取り組みです。そして二つ目は、学会の開催から2週間後に行われた、Qualifying Exam(口頭試験)です。アメリカの博士課程プログラムでは、口頭試験あるいは博士課程基礎力試験を、必修授業を修めた後に受験しなくてはなりません。無事に合格すると博士論文の研究をスタートできる一方、不合格の場合は、退学を迫られるなんてことも。私の口頭試験では、専門の異なる4人の教授が集まり鋭い質問が投げかけられました。文学や日本史についてはもちろん、メディア・スタディーズの角度からの質問もあり、自分の精一杯の知識を動員して答えました。試験前の準備として、リーディング・リストを作ることが求められます。そこには、私の研究科で必須とされている『源氏物語』をはじめ、自分の研究テーマに沿ってピックアップした本のタイトルがずらりと並びます。

普通自動車免許ゲットだぜ!

こんにちは!4月から新潟での生活が始まったみなこったです。今回のブログは少し研究から離れた番外編。もうずっとずっと、後回しにしていた運転免許の取得について書いていこうと思います。青森出身の私にとって、運転免許は必須。地方に住む方なら皆さんそうですよね、車がないとどこにも行けない。実家から最も近いバス停は、1〜2時間に1本というのんびりな時刻表。冬は渋滞が発生するので、吹雪のなか1時間近くバスを待ったこともあります。電車なんか通ってないですしね。免許取るのってそれなりに労力と時間がいるじゃないですか。面倒さに負けてしまい、今まで重い腰を上げられずにいました。それでも免許取りたいなあと思い始めたのは、初期テレビ受容に関するフィールドワークを青森で実施するようになってから。車じゃないと不便な場所が、青森にはたくさんあります。いろんな地域に行って、いろんな人からお話聞きたいなあという思いが強くなるにつれて、免許を取る決意が固まってきました。免許を取得したら、今までフィールドで出会ったいろんな人たちにも改めて会いに行きたいなあ。またおいでねと言ってくれた人たちのところに行って、また来たよ!って驚かせたい…!前に「そろそろ免許取ろうかなあ〜また佐井村行きたいなあ」と言ったら、高校の友人に「お前死体上がらないぞ!」と言われてみんなで笑った記憶があります笑私の運動神経の悪さを揶揄した発言ですね。また、佐井村の道路は海沿いの絶壁に沿うように作られているのであのガードレールを越えてしまえばもう終わりということを知っているからこその発言でもあります。佐井村とは、私の最初のフィールドで、いろんな思い出が詰まった場所です。美しい漁村です。佐井村の方にも「免許取ろうと思ってるんです」と言ったら「取らないほうがいいんじゃないか…?」と言われました。取らなければ、運転しないから絶対安全だと。私が運転下手そうなの勘付かれてるのかな…?また、「俺がむつまで迎えに行くから」とも言われました笑むつまでなら実家のある青森市から電車で行けるんですね。むつー佐井村は車で1時間弱。本当にありがたい話ではあるのですが、いやいやそろそろ、がんばろうと思います。というわけで自動車学校への申し込みを済ませ、学校通いが始まりました!続きはまた今度(^ ^) 乞うご期待です!

修士論文を提出しました!!

こんにちは!聴覚障害者向け支援技術と、メディアにおける聴覚障害(者)表象の系譜をスタンフォード大学で研究しているフランクです。今回は、私が過ごした2018年の秋学期の活動を紹介します。一つ目のテーマは、修士論文。2018年7月〜8月の間、私は、東京に滞在してフィールドワークを行いました。その成果を、修士論文としてまとめ無事に提出を終えました。タイトルは、Deaf Media: A Comparative Analysis of the Cultural, Linguistic, and Technical Construction of Japanese Sign Language in News Broadcasting日本語にすると、「聴覚障害むけメディアーーニュース番組における日本語手話の文化的・言語的・技術的構造の比較分析」という感じでしょうか。修士論文でとくに頑張ったのは、NHKで放送されている手話ニュース番組の「比較分析」です。1990年に国内初の手話ニュース番組として放送を開始された『きょうのニュース〜聴覚障害者のみなさんへ』と、最近運用が開始されたNHKの手話CGの二つを取り上げました。人が手話で伝えるニュースと、CGという技術を通じた手話で伝えるニュースの両方を対象として、その中で「日本語の手話」が「いかに」表象され、どんな影響を与えているのかといった問いに答えを与えられるように分析を行いました。無事に書き終えて提出しましたが、「まだまだ発展の可能性あり(次に期待してね)」という気持ちです。この修士論文は、博士論文として書きおろす時にはいろいろ改良をするつもりですし、NHK手話CGとその派生技術が普及していく過程の観察を通じて掘り下げていければと思います。二つ目は、障害者の権利を拡大するための学生運動。この秋学期は、学生による社会運動に取り組みました。仲間と共に、障害者コミュニティ・センターの設立を求める運動を行なっています。現在、スタンフォード大学には、障害をもつ学生のために準備された安全な空間がなく、大学の運営委員会に、より良い学びと安全を確保するため、その必要性を訴えています。大学構内新聞に取り上げられたので、詳しいことはこちらの記事をご覧ください!