修士論文を提出しました!!

こんにちは!

聴覚障害者向け支援技術と、メディアにおける聴覚障害(者)表象の系譜を

スタンフォード大学で研究しているフランクです。


今回は、私が過ごした2018年の秋学期の活動を紹介します。


一つ目のテーマは、修士論文。

2018年7月〜8月の間、私は、東京に滞在してフィールドワークを行いました。

その成果を、修士論文としてまとめ無事に提出を終えました。

タイトルは、

Deaf Media: A Comparative Analysis of the Cultural, Linguistic,

and Technical Construction of Japanese Sign Language in News Broadcasting

日本語にすると、

「聴覚障害むけメディアーーニュース番組における日本語手話の文化的・言語的・技術的構造の比較分析」

という感じでしょうか。


修士論文でとくに頑張ったのは、NHKで放送されている手話ニュース番組の「比較分析」です。

1990年に国内初の手話ニュース番組として放送を開始された『きょうのニュース〜聴覚障害者のみなさんへ』と、

最近運用が開始されたNHKの手話CGの二つを取り上げました。

人が手話で伝えるニュースと、CGという技術を通じた手話で伝えるニュースの両方を対象として、

その中で「日本語の手話」が「いかに」表象され、どんな影響を与えているのかといった問いに

答えを与えられるように分析を行いました。


無事に書き終えて提出しましたが、「まだまだ発展の可能性あり(次に期待してね)」という気持ちです。

この修士論文は、博士論文として書きおろす時にはいろいろ改良をするつもりですし、

NHK手話CGとその派生技術が普及していく過程の観察を通じて掘り下げていければと思います。


二つ目は、障害者の権利を拡大するための学生運動。

この秋学期は、学生による社会運動に取り組みました。

仲間と共に、障害者コミュニティ・センターの設立を求める運動を行なっています。

現在、スタンフォード大学には、障害をもつ学生のために準備された安全な空間がなく、

大学の運営委員会に、より良い学びと安全を確保するため、その必要性を訴えています。

大学構内新聞に取り上げられたので、詳しいことはこちらの記事をご覧ください!

二つ目は、障害学学会のキックオフ。

私は、スタンフォード大学にある学生自治会委員会の障害者権利擁護リーダーとして社会運動に参加しています。

このこともあって、コミュニティ・センターの立ち上げにも関わるようになりました。

リーダーとして、この秋学期に注力したのが、障害学学会の設立です。

学会の執行委員として、学生チームを立ち上げたり、資金調達のために活動したり、

開催テーマを決定したり、仕事は盛りだくさん!

会場確保など慌ただしい日々でしたが、今週、やっと募集要項(Call for Papers)を出しました!

開催テーマは、Mediations: Disability, Technology, and the Arts。

日本語にするなら、「障害・技術・美術から考えるメディア」でしょうか。

アメリカ国内・国外からの応募を現在募っています。

言葉の壁を乗り越えるという意味で、面白い仕組みを準備しています。

ぜひ、日本語での研究発表エントリーしてください!!(本気です!)


気分をリラックスさせたいときは、はまっている将棋を指したりします。

定跡本を読んだり、筋トレのセットとセットの合間に詰将棋を解いたりしています。

将棋連盟会館の「常連」になって、初段をいただけたら嬉しいな!

将棋に関する論文も、いつか書いてみたいと思っています。


今回のレポートは、そろそろ終わりにしましょう。

来学期は、Society for Cinema and Media StudiesやAssociation for Asian Studiesで、

研究発表する予定です。

コミューンの他メンバーも参加するということなので、実況ツイートお楽しみに!

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